羿射九日(いしゃきゅうじつ)【物語のルーツを知る】

映画、ドラマ、アニメ、ゲームといった作品は、様々な物語や題材をもとに作られることがあります。そのルーツを知ることで、作品への理解が深まり、より一層楽しめるはず。さて、今回調べたルーツは…

今回は「羿射九日(いしゃきゅうじつ)」について調べてみましたので、それについてお話ししようと思います。

きっかけは『ナインソール』

調べたきっかけは、アクションゲーム『九日 Nine Sols』です。Nine Solsも羿射九日も主人公の名前は「羿(げい)」です。ゲームタイトルに漢字で記載されている「九日」という表現、また「ナイン」は数字の9、「ソール(SOL)」はラテン語で太陽を意味しており、これからご紹介する物語に登場する「9つの太陽」と深く関わりがあることが分かります。

古代文献に見る『羿射九日』の記録

まず、「羿射九日」とは中国神話に登場する有名な物語の一つだそうです。この物語は古代中国の神話や歴史書に記載されており、特に『山海経』や『淮南子』といった文献に詳しく記されています。『山海経』は中国の古代地理書であり、山や川、奇妙な生物、神々についての記述が豊富です。一方、『淮南子』は紀元前2世紀ごろに書かれた哲学書で、道家思想を基に天文学や地理学、歴史に関する知識も盛り込まれています。これらの文献を通して「羿射九日」の物語が後世に伝えられたようです。

10個の太陽と「旬」の由来

では、その物語の詳細を見ていきましょう。

かつて天には10個の太陽が存在しており、それぞれ1個ずつの太陽が日替わりで昇ることで地上に適度な明るさと温暖な気候をもたらしていました。この10個の太陽にはそれぞれ名前があり、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸と呼ばれていました。この甲、乙などの言葉は日本でも契約書などで見かけますね。また、10個の太陽が一巡する10日間をまとめて「旬」と呼び、これが現在の1か月を上旬、中旬、下旬に分けるという考え方の元になっているそうです。

地上を襲った灼熱地獄

しかし、ある時、10個の太陽が一斉に昇ってしまい、その結果、地上は灼熱地獄と化しました。作物は枯れ、川や湖は干上がり、生き物たちは苦しみ、人々も生活がままならなくなったと言われています。この状況を目の当たりにした天帝は、人々を救うために羿を召喚しました。

天帝とは中国神話における最高神であり、天界の秩序を司る存在です。

羿は天帝から授かった特別な弓矢を持って地上に降り立ちました。

太陽を射落とす

彼はまず威嚇によって太陽たちを、元のように交代で出てくるようにしようとしましたが、効果がありませんでした。そこで、次々と弓を引き、9つの太陽を射落としていきました。こうして太陽を1つだけ残すことで、地上に再び秩序と安定をもたらしたのだそうです。

いかがでしたか?今回は「羿射九日」について調べた内容をご紹介しました。もし楽しんでいただけたなら、ぜひ高評価やチャンネル登録をお願いします。それではまた次回、お会いしましょう。

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