パソコンでコントローラーを使うときに重要な「入力方式」って?
ゲームをするときに使う「ゲームパッド」や「コントローラー」。ボタンを押したりスティックを動かしたりすることでキャラクターを操作できるのは、パソコンがその入力を正しく認識してくれるからです。
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ゲーム機(PlayStation、Switch、Xboxなど)で遊ぶとき、コントローラーをつないで「使えるかどうか」を気にすることはあまりないかもしれません。ですが、パソコンでゲームを遊ぶ場合には、コントローラーの「入力方式(規格)」によって、きちんと動作するかどうかが変わってきます。
この違いは、例えるなら「同じ言葉を話すかどうか」のようなもの。ゲームソフトとコントローラーが同じ方式で話せないと、うまく操作できなかったり、そもそも認識されなかったりすることもあるということです。
今回は、パソコンで使われる主な入力方式である「DirectInput(ダイレクトインプット)」と「XInput(エックスインプット)」について調べてみました。どちらもMicrosoft(マイクロソフト)が作ったもので、それぞれ使える機能や対応状況に違いがあるとのことです。
DirectInput、XInput両対応のコントローラー
そもそも「DirectInput」と「XInput」って何?
DirectInput(ダイレクトインプット)とは
DirectInputは、1995年にMicrosoftが導入した技術で、Windowsパソコン上でゲームコントローラーやジョイスティックなどを使えるようにするための仕組みだそうです。主にWindows 95~XPの時代に使われてきた方式のため、古めのゲームで対応しているものが多いようです。
このDirectInputは、「DirectX(ダイレクトエックス)」という、ゲームの映像や音・入力などをまとめて処理するための技術の一部です。DirectXは、パソコンでゲームを快適に動かすための土台のようなもので、DirectInputはその中で「入力装置」の役割を担っているということでした。
DirectInputの特徴としては、
- 多くの種類のコントローラー(ジョイスティック、ゲームパッド、フライトスティックなど)に対応
- ボタンの数や入力の種類が多くても自由に設定できる
といった柔軟性があるそうです。
ただし、自由度が高い分、以下のようなデメリットもあるとのこと。
- ゲームによってはコントローラーの設定が複雑になりやすい
- コントローラーの種類によっては一部の機能(例:振動やアナログトリガー)がうまく使えない
特にDirectInputでは、古いコントローラーの場合、左右のトリガーを同時に押しても、それぞれを独立したボタンとして認識できないことがあったようです。
これは、ちょうどシーソーのような状態で、アクセルとブレーキが片方しか機能しない状態を想像すると分かりやすいかもしれません。同時に操作しようとすると入力が打ち消し合ってしまい、正しく反応しないケースがあったため、「右トリガーでアクセル」「左トリガーでブレーキ」といった操作がうまく動作しないゲームも存在したようです。
また、標準のドライバーでは振動機能が使えないこともあるとのことです。
DirectInput、XInput両対応のコントローラー
XInput(エックスインプット)とは
XInputは、2005年にMicrosoftが新しく導入した入力方式で、Xbox 360とそのコントローラーの登場と同時に普及したそうです。
この方式の最大の特長は、プラグアンドプレイ対応という点です。これは、「パソコンに差すだけで自動的に認識してくれる仕組み」で、特別な設定やソフトのインストールをしなくても、すぐに使えるという意味です。振動機能やアナログトリガーなど、従来のDirectInputでは扱いづらかった機能にも対応しており、現状多くのPCゲームがこのXInputを前提に作られているようです。
XInputの主なメリットとしては、
- Xbox系のコントローラーと相性が良く、スムーズに使える
- 左右のトリガーを別々のアナログ入力として扱える(押し込みの強さを別々に認識)
- 振動機能に対応している(ゲーム中のアクションに合わせてコントローラーが震える)
- ゲーム側で自動的にボタン配置を認識しやすい
- 新しいゲームと相性が良い
といった点があるようです。
デメリットとしては、対応しているボタン数や入力の種類がDirectInputより少ないことがあげられるようですが、ほとんどのゲームでは十分な数であるという判断のようです。
DirectInput、XInput両対応のコントローラー
なぜXInputが使われるようになったのか
DirectInputは多機能でしたが、柔軟すぎるがゆえに、ゲーム側で対応が難しいこともあったようです。
そこでMicrosoftは、パソコンでも快適に使えるようにすることを目指して、扱いやすく、機能を限定したXInputを導入したということです。
これにより、開発者側はよりシンプルにコントローラーをサポートできるようになり、ユーザー側も設定の手間なく使えるようになったとのことです。
DirectInput、XInput両対応のコントローラー
各ゲーム機のコントローラーは?
- Xboxコントローラー:XInputに最も適しており、Windowsパソコンとの相性が非常に良い
- PlayStationのコントローラー(DualShock、DualSenseなど):基本的にはDirectInputとして認識されることが多く、設定が必要になる場合もある
- Nintendo Switchのコントローラー(Proコントローラーなど):こちらもDirectInput互換として扱われることが多いですが、XInput風に動作させるツールもあるそうです
DirectInput、XInput両対応のコントローラー
「DirectInput」と「XInput」どちらを選べば良いのか
最近のゲームを快適に遊ぶのであればXInput対応のコントローラーが便利と言われていますが、古いタイトルをプレイする場合や、特殊なボタン数が必要なゲームではDirectInputのほうが合っていることもあるそうです。どちらの方式に対応しているかをゲーム側で確認してから選ぶのが良さそうです。
「両方に対応しているコントローラー」も販売されているので、ひとつの選択肢として考えてみてもよさそうです。
